プロローグ

腰痛や肩こり、外反母趾など、現代病ともいえるさまざまな慢性的な痛みに悩まされている人が本当に多くなってきました。

幸運にも痛みはないという方の中にも、頭が前方に傾き、猫背になって、空気がいっぱい入るはずの肺や、栄養を吸収するために働いている胃や腸を押しつぶした状態で生活しているという、体調不良予備軍の人もかなり多いのではないでしょうか。

こういった体のシステムにいい影響を与えない、好ましくない癖は、周りの大人のマネをし始め、テレビを見始めるころから、身につきはじめます。

そうなんです。残念ながらとても早い段階で体の誤用は始まってしまうのです。

ハイハイして伝い立ちし、歩き始めたばかりの子供は、無駄なく、余分な緊張もなく、最低限のトーンで本当にキレイに体を使います。素晴らしいシステムを持って生まれてくるわけですが、成長過程で、そのシステムを邪魔してしまういろいろな刺激がインプットされ、それが自分にとっては安全で自然だという風に脳に情報が書き込まれてしまいます。

脳が覚えた情報のもと、何をする時もだいたい無意識に体を動かしていると思いますが、実はここに改善ポイントがあります。

キーポイントは、ちゃんと考えて体を使うこと

アレクサンダー・テクニックのレッスンでは、身についてしまった無意識に発動する体の癖に気付いていただき、本来の体のシステムがうまく作動するには、どういう風に意識して体を使っていけばいいか、トレーナーが第三者の目となって案内していきます。

現在、2人の子供を育てていますが、妊娠中、お腹の中で赤ちゃんが伸び伸びと育つようにと、できるだけスペースを作ってあげられるよう考えながら、毎日を過ごしていました。痛みの少ない、怪我をしにくい、ストレスの少ない体で、自由に思いのまま動かせる体で伸び伸びと成長していってほしい。日々、たくさんの刺激の中で、いろんなものを吸収して、あっという間に大きくなっていく子供たちを見ているとそう思わずにはいられません。

これからの子供たちのためにも、多くの方に、このアレクサンダー・テクニックのアイデアを知ってもらいたい、そんな思いで活動を展開しています。

 入門ワークショップでは、デモンストレーションを交えながら、日々の生活の中でのワンポイントアドバイスやレッスンの流れを紹介しています。この機会にぜひ、アレクサンダー・テクニックに触れていただければと思います。

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入門ワークショップをするにあたり、パンフレット用に考えた文章。

この意気込みはずっと変わらず続くから、これからいろんな思いをのせるブログの1ページ目に。